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日本酒の季節の行事カレンダー|春夏秋冬の飲み方と由来

日本酒には、季節ごとに結びついた飲み方や行事があります。日本酒造組合中央会が「四季折々の楽しみ方」として紹介しているものを、原文のまま引用して一年分に並べました。

当サイトの名前「酒暦」も、この一年の巡りから取っています。

一年の一覧

季節 行事・飲み方 時期
桃花酒(とうかしゅ)桃の節句
花見酒花見の時期
夏越しの酒6月の晦日
冷やづくし夏の暑い日
甘酒夏(夏の季語)
お盆・夏祭りお盆・夏祭りの時期
重陽の節句(菊の花の酒)旧暦9月9日
ひやおろし
日本酒の日10月1日
鍋と日本酒秋から冬
屠蘇(とそ)・年酒年頭・年始
鏡開き鏡餅を食べる行事・祝いの席
ひれ酒
雪見酒雪の時期
日本酒造組合中央会「四季折々の楽しみ方」の掲載順にもとづき編集部が整理(2026年8月9日確認) ※スマートフォンでは横にスクロールできます

桃花酒/「桃の節句」には甘い白酒も飲みますが、本格的には「桃花酒」を飲みます。古代中国の故事で諸病を取り払い、顔色を麗しくするといいますから、桃の節句にはまさにピッタリの飲み物と言えます。

花見酒/奈良・平安の時代から行われていました。娯楽の少ないこの時代、花見は庶民の最大の催しであったようです。それは現在にも受け継がれ、花見と日本人は永遠に切れない関係にあるようです。

日本酒造組合中央会「四季折々の楽しみ方」(2026年8月9日確認・原文ママ)

夏越しの酒/6月の晦日に、半年間の汚れを流す意味から飲むお酒です。田植えも終わり、ほっと一息入れるこの時期に、これからの暑い夏を乗り越えるために祈りながら飲む、景気祓いのお酒です。

冷やづくし/冷やとは常温を意味し、冷酒というのは冷蔵庫に入れたり、氷を入れたものを意味します。夏の暑い日、暑気払いにはこのような冷えたお酒が一番でしょう。

甘酒/夏の季語として日本酒業界で知られる「甘酒」。古くは江戸時代から夏バテ予防に飲まれていました。

日本酒造組合中央会「四季折々の楽しみ方」(2026年8月9日確認・原文ママ)

「冷や」は常温のことという説明に注目してください。冷蔵庫で冷やしたものは「冷酒」で、別の言葉です。「ひやおろし」の「ひや」も、火入れをせず常温のまま出荷したことに由来します。

日本酒の日/10月1日は日本酒の日です。十二支の10番目、酉の月の「酉」の字は、元々壺を表す承継文字で、お酒を著しました。このころから新米が収穫され、お酒造りが始められることから、10月はお酒の月、10月1日が日本酒の日となりました。

重陽の節句/旧暦の、9月9日。この日、長生き効果のあるという「菊の花の酒」を飲む宴を張り、長寿を願い、災難を払うおまじないを行います。この日を酒井に、翌年の3月3日の「桃の節句」まで、日本酒はお燗にして楽しむのが正式な飲み方です。

鍋と日本酒/お鍋に、日本酒といえば、秋から冬にかけての風物詩。飲むだけでなく、お鍋にいれることで、味の方も格段にあがります。

日本酒造組合中央会「四季折々の楽しみ方」(2026年8月9日確認・原文ママ)

10月1日が日本酒の日である理由が、十二支と酒造りの始まりの両方から説明されています。10月は酒造年度でいえば年度の4か月目にあたり、新米で仕込みが始まる時期です。

秋のもう一つの主役「ひやおろし」については、同じページで次のように説明されています。

冬から春にかけて造られた新酒が蔵の中で静かに息づき、夏を経て熟成した味わいとなって出荷されるのが「ひやおろし」です。

日本酒造組合中央会「四季折々の楽しみ方」(2026年8月9日確認)

屠蘇・年酒/年頭に一家揃って飲むお屠蘇。もともとは中国の風習をまねたもので、平安初期に宮中で行われ、やがて民間に広がりました。みりんに屠蘇散を浸すようになったのは明治になってからで、もともとはお酒を用いました。年賀の客には初献に屠蘇を供し、あとは酒にするのが正式です。こうして年始の客にすすめる酒を「年酒」といいます。

鏡開き/祭壇にまつった鏡餅を、御神酒と一緒に祝って食べる行事です。また、おめでたい席で「日本酒の鏡開き」が行われます。酒樽の蓋が丸くて平らなことから鏡と呼ばれます。

ひれ酒/乾燥させたフグのヒレを焦げ気味にあぶって熱燗に注いだものです。同様の代わり酒に、「カニの甲羅酒」、「骨酒」などがあります。

雪見酒/なんとも風流なこの習慣は、平安の頃、あの紫式部も行っていたと言われます。つもり積もった雪をコップにぎゅっと積め、その上からお酒を注ぐ「雪割り酒」という飲み方があります。

日本酒造組合中央会「四季折々の楽しみ方」(2026年8月9日確認・原文ママ)

季節限定酒の「暦」とは別のもの

この記事で紹介したのは行事や飲み方の暦です。ひやおろしや新酒といった商品の区分としての季節の暦は、中央会のこのページには定義がありません。

当サイトでは、商品の出荷時期については販売店の商品ページで実際に確認した日付だけを掲載しています。

※2026年8月9日に確認した内容です。引用は原文のままで、明らかな誤記もそのまま掲載しています。

秋から冬にかけては燗酒の季節です。ただし売り場で「燗」と書かれている商品は、日本酒1,046件のうち13件しかありませんでした。

熱燗にする日本酒はどう選ぶか|「燗」と書かれた商品は1,046件中13件だった

よくある質問

なぜ10月1日が日本酒の日なのですか?
日本酒造組合中央会の説明では、十二支の10番目である「酉」の字がもともと壺を表しお酒を意味したこと、そしてこの頃から新米が収穫され酒造りが始まることの2つが理由として挙げられています。
「冷や」と「冷酒」は同じ意味ですか?
違います。中央会の説明では「冷やとは常温を意味し、冷酒というのは冷蔵庫に入れたり、氷を入れたものを意味します」とされています。
温度帯ごとの呼び名(雪冷え・ぬる燗など)の温度は何度ですか?
中央会のページには呼び名は掲載されていますが、各呼び名に対応する温度の数値は明記されていませんでした。その後、東京国税局のページに数値の表があることを確認しました(資料提供は日本酒造組合中央会)。ぬる燗は40℃近辺、雪冷えは5℃です。詳しくは日本酒の温度と保存をご覧ください。(2026年8月12日追記)
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引用は原文のまま掲載しています。当サイトの方針として、一次情報の文言は修正せずにそのまま引用し、その旨を明記しています。

出典

本記事は編集部が上記の情報源を確認して作成しました。引用は原文のままで、明らかな誤記も修正せずに掲載しています。一覧表は掲載内容をもとに編集部が整理したもので、中央会がその形で示しているものではありません。