当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

日本酒の値上げ2026一覧|10月の酒税で上がるのは10度未満の発泡性だけ、月桂冠・宝酒造・白鶴・大関の発表

2026年10月1日の酒税改正で、ふつうの日本酒(清酒)の税率は変わりません。清酒の酒税は2023年10月から1klあたり100,000円で、10月以降も同じです。上がるのは、アルコール分10度未満で発泡性の日本酒で、1klあたり80,000円から100,000円になります。300mlのびんに直すと、酒税は24円から30円へ6円上がる計算です。

この改正に合わせて、月桂冠・宝酒造・白鶴酒造・大関の4社が、10月1日出荷分から発泡性の日本酒などの価格を改めると発表しています。値上げは10月だけではありません。宝酒造は2月、八海山の八海醸造は3月、久保田の朝日酒造は3月末、獺祭は4月に、原料米の値上がりなどを理由に価格を上げました。

この記事の結論

  • ★★ふつうの日本酒の酒税は、10月1日には変わりません。清酒は1klあたり100,000円のままです(下がったのは2023年10月で、110,000円からの引き下げでした)
  • ★★上がるのは「アルコール分10度未満で発泡性」の日本酒。80,000円→100,000円で、1Lあたり20円、300mlで6円、750mlで15円です(消費税は別)
  • 10度以上11度未満の発泡性は、区分だけが変わります。10月1日から「清酒」から「その他の発泡性酒類」に移りますが、税率はどちらも100,000円です
  • 同じ5%の月桂冠「アルゴ」でも、酒税が上がるのは「アルゴスパークリング」だけ。酒質が「普通酒」の「アルゴ 日本酒5.0」(原材料に炭酸ガスなし)は変わりません
  • ★★10月1日出荷分から価格を改めると発表しているのは、月桂冠(21品目)・宝酒造(計183商品)・白鶴酒造(17品目)・大関(4品)など。大関の花泡香250mlは451円→460円(消費税別)です
  • ★★2026年に入ってからも値上げが続いています。宝酒造(2月・132商品・平均+8.8%)、八海山(3月2日)、久保田(3月27日)、獺祭(4月1日)
  • 楽天市場の1本売りのスパークリング日本酒で、度数が分かった173件のうち82件(47.4%)が10度未満でした(2026年9月18日)

10月1日の酒税改正、日本酒はどう変わる?

財務省は、2017年度(平成29年度)の酒税改正で決めた税率の動きを、次のように説明しています。日本酒にかかわるのは下の2つです。

○ 醸造酒類(清酒、果実酒等)の税率について、2023年(令和5年)10月に、1㎘当たり100,000円に一本化します(2020年(令和2年)10月から2段階で実施)。

○ その他の発泡性酒類(チューハイ等)の税率について、 2026年(令和8年)10月に、1㎘当たり100,000円(350㎖換算35円)に引き上げます。

財務省「酒税に関する資料」(2026年9月18日確認・原文ママ)
  • ★★清酒の税率は2023年10月に下がり、今回は動きません。白鶴酒造は2023年の価格改定の発表で、当時の改正額を「1リットルあたり、清酒10円減税、ビール19円減税、果実酒10円増税」と書いています
  • 2026年10月に上がるのは「その他の発泡性酒類」です。財務省はチューハイを例に挙げていますが、日本酒もここに入るものがあります(次の引用)

日本酒でも、10度未満で発泡性のものには、清酒ではなく「その他の発泡性酒類」の税率がかかります。財務省の分類はこうです。

1.発泡性酒類・・・ビール、発泡酒、その他の発泡性酒類(ビール及び発泡酒以外の酒類のうちアルコール分10度未満で発泡性を有するもの。)

2.醸造酒類・・・・清酒、果実酒、その他の醸造酒(その他の発泡性酒類を除く。)

財務省「酒税に関する資料」(2026年9月18日確認・原文ママ)
区分(1klあたり)〜2023年9月2023年10月〜2026年9月2026年10月〜
清酒110,000100,000円(醸造酒類)100,000円(変わらない)
その他の発泡性酒類(ホップ等を原料としない酒類)
※10度未満で発泡性の日本酒はここ
80,00080,000100,000円(上がる)
ビール(参考)200,000181,000155,000
国税庁「発泡性酒類の段階的な税率変更に係る品目及び税率適用区分の表示方法の手引き」(令和5年8月)の税率表から、日本酒にかかわる行とビールを編集部が転記した(2026年9月18日確認) ※スマートフォンでは横にスクロールできます

同じ日に、「その他の発泡性酒類」に入る度数の上限も10度未満から11度未満に変わります。

令和8年10月1日からその他の発泡性酒類のアルコール分の範囲が10度未満から11度未満とする改正が行われています。

国税庁「発泡性酒類の段階的な税率変更に係る品目及び税率適用区分の表示方法の手引き」はじめに(2026年9月18日確認・原文ママ)

★★どの日本酒の酒税が上がる?度数と発泡性で決まる

日本酒の種類2026年9月30日まで2026年10月1日から酒税
発泡性・10度未満その他の発泡性酒類
80,000
その他の発泡性酒類
100,000
上がる(1Lあたり20円)
発泡性・10度以上11度未満清酒
100,000
その他の発泡性酒類
100,000
変わらない(区分だけ変わる)
発泡性・11度以上清酒
100,000
清酒
100,000
変わらない
発泡性でない(ふつうの日本酒)清酒
100,000
清酒
100,000
変わらない
財務省「酒税に関する資料」と国税庁の手引きをもとに編集部が整理した(税率は1klあたり。2026年9月18日確認) ※スマートフォンでは横にスクロールできます
  • 発泡性かどうかは、品目の表示が手がかりになります。宝酒造の「澪」の商品ページは品目を「日本酒(発泡性)」、月桂冠の「アルゴスパークリング」の商品ページは酒質を「日本酒(発泡性)」と書いています。国税庁の手引きも、「リキュール(発泡性)①」「果実酒(発泡性)」のような表示の例を載せています
  • 同じ5%でも、発泡性でなければ上がりません。月桂冠の「アルゴ 日本酒5.0」は酒質が「普通酒」で、原材料に炭酸ガスがありません。「アルゴスパークリング 日本酒5.0」は原材料が「米(国産)、米こうじ(国産米)/炭酸ガス」です

1本あたりにすると、いくら上がる?

容量9月30日まで(80,000円/kl)10月1日から(100,000円/kl)上がる額
150ml12153
250ml20255
300ml24306
500ml405010
720ml57.67214.4
750ml607515
10度未満で発泡性の日本酒1本にかかる酒税を、1klあたりの税率×容量で編集部が計算した。消費税は含まない ※スマートフォンでは横にスクロールできます

★10月から酒税が上がる主なスパークリング日本酒

商品度数蔵元の表示・発表参考小売価格(9月18日時点)酒税の増加(1本)
松竹梅白壁蔵「澪」300ml(宝酒造)5品目「日本酒(発泡性)」。10月の改定の例に「澪」579円(消費税抜き)6
白鶴 淡雪スパークリング 300ml(白鶴酒造)510月の改定の「主な対象ブランド」に淡雪スパークリング522円(税別)6
月桂冠 アルゴスパークリング 日本酒5.0 250ml5酒質「日本酒(発泡性)」。10月の改定は「日本酒(発泡性)」が対象399円(消費税別)5
大関 花泡香 250ml710月の改定の対象4品の1つ451円→10月1日出荷分から460(消費税別)5
度数・表示・価格は各社の商品ページ、改定は各社の発表(いずれも2026年9月18日確認)。酒税の増加は上の表の編集部の計算で、各社が改定後の価格として発表したものではない(大関の花泡香を除き、改定後の価格は発表資料に載っていない) ※スマートフォンでは横にスクロールできます

11度以上なので、酒税が変わらないスパークリング日本酒

商品度数(蔵元の公表値)
獺祭 純米大吟醸45 にごりスパークリング 720ml15%(獺祭ストア)
出羽桜 AWA SAKE 720ml13
久保田 スパークリング 500ml12
七賢 スパークリング 山ノ霞12
八海山 瓶内二次発酵酒 白麹あわ12.0
各蔵元の商品ページから編集部が転記した(2026年9月18日確認) ※スマートフォンでは横にスクロールできます
  • awa酒協会が認定する「AWA SAKE」は、10月の増税に当たりません。awa酒協会の認定基準に「5.アルコール分は、10度以上であること」とあるためです。10度以上11度未満の認定品があっても、区分が変わるだけで税率は同じです
  • 度数は商品や年によって変わることがあります。買うときはラベルで確かめてください

★★10月1日に値上げする会社(各社の発表)

会社発表日対象(各社の発表から)品目数価格の例
月桂冠2026年6月26日「【増税】日本酒(発泡性)・リキュール、【減税】輸入ビール」21品目発表に記載なし
宝酒造2026年6月11日「酒税の税率改正」による改定:「寶CRAFT」、松竹梅白壁蔵「澪」など82商品/「コストアップ」による改定:20商品/「酒税の税率改正」と「コストアップ」による改定:81商品183商品発表に記載なし
白鶴酒造2026年6月19日「その他の発泡性酒類」及び「低アルコールリキュール」(主な対象ブランド:淡雪スパークリング、ぷるぷるシリーズ、ZIMAなど)17品目発表に記載なし
大関2026年9月1日花泡香(ハナアワカ)・桃のにごり酒・パイナップルにごり酒・もも梅酒4花泡香250ml 451円→460円、桃のにごり酒300ml 548円→558円(参考小売価格・消費税別)
各社のニュースリリースから編集部が転記した(2026年9月18日確認)。4社とも2026年10月1日出荷分からの改定 ※スマートフォンでは横にスクロールできます
  • 宝酒造は、酒税の対象を「その他の発泡性酒類、および発泡性のないリキュール・スピリッツ(いずれもアルコール分10%未満)」と書いています。同じ日に、タカラ本みりん「醇良」や本格焼酎「よかいち」〈米〉など20商品を、コストアップを理由に改定します
  • 白鶴酒造は、改定の内容を「酒税税率改正分を反映し、生産者価格の改定を実施」と書いています。各社の発表はメーカーの出荷価格の話で、店頭の売価をいつ変えるかは書かれていません
  • 月桂冠は、酒税が下がる輸入ビールの価格も同じ日に改めます(→ビールの酒税一本化の記事

★★2026年の日本酒の値上げ一覧(米の値上がり)

10月の改定の前にも、大手と有名銘柄の値上げが続いています。各社の発表で確かめられたものを、実施の早い順に並べます。

いつから会社(銘柄)対象値上げの幅・例
2026年2月1日出荷分宝酒造(松竹梅など)清酒と料理清酒の全商品、加工・業務用調味料と洋酒の一部(132商品)平均8.8(+5%未満43商品、+5〜10%未満51商品、+10〜15%未満33商品、+15%以上5商品)
2026年3月2日出荷分八海醸造(八海山)日本酒、みりん、梅酒、麹甘酒、その他(雑品)清酒 八海山1,800ml 2,130円→2,270、純米大吟醸 八海山【45%】720ml 2,150円→2,280円(税抜の小売価格)
2026年3月27日16時朝日酒造(久保田)酒類・別売り化粧箱(一部を除く。新価格の注文の発送は4月1日以降)久保田 千寿1,800ml 2,904円→3,135、久保田 萬寿1,800ml 9,900円→10,945円(税込・朝日酒造オンラインショップ)
2026年4月1日株式会社獺祭(獺祭)価格表に載った商品(獺祭BLUEなどは据え置き)純米大吟醸45 720ml 2,183円→2,475、磨き二割三分720ml 5,720円→6,380円(税込の希望小売価格)
2026年10月1日出荷分月桂冠・宝酒造・白鶴酒造・大関酒税改正の対象商品など(上の表)酒税の増加分など
各社の発表(2025年10月16日〜2026年9月1日)から編集部が転記した(2026年9月18日確認)。当サイトが発表を確認できた会社だけで、すべての蔵元を網羅したものではない ※スマートフォンでは横にスクロールできます
  • ★★理由の最初に挙がっているのは、4社とも米です。宝酒造・八海醸造・朝日酒造は「原料米価格の急激な高騰」、株式会社獺祭は「近年の米価格の高騰は凄まじいものがあります。」と書いています
  • 前の年の2025年10月1日出荷分からは、月桂冠(日本酒・リキュール・輸入酒類等の計163品目、約5〜20%)と白鶴酒造(約180品目、参考小売価格の約5〜18%)が値上げしています
  • 獺祭の定価と楽天の実売の関係は、獺祭の値段の記事で数えています

★楽天市場のスパークリング日本酒は、47%が10度未満

10月に酒税が上がる「10度未満」の商品がどのくらいあるかを、楽天市場の出品で数えました。2026年9月18日10時25分(JST)に、楽天市場商品検索APIで、スパークリング日本酒/発泡清酒/スパークリング清酒/日本酒 スパークリング/発泡性 日本酒の5語を検索し、在庫のある出品1,004件を取りました。セット・ケース・ワインやビールなどを除いた1本売りの285件のうち、商品説明から度数を読み取れた173件を分けています。

度数出品数割合10月1日の酒税多い商品
10度未満8247.4上がる澪(宝酒造)35件、すず音(一ノ蔵)12
10度以上11度未満31.7変わらない(区分だけ変わる)
11度以上8850.9変わらない獺祭8件、七賢8
楽天市場商品検索APIで2026年9月18日10時25分(JST)に取得した出品から編集部が数えた。度数は店の商品説明に書かれた値で、蔵元の公表値ではない。awa酒協会の基準の文言(10度以上)を拾った2件と、度数が45度と書かれていた1件は度数不明として除いた ※スマートフォンでは横にスクロールできます
  • 10度未満の82件のうち47件は、澪とすず音の2銘柄でした。出品の多い低アルコールの定番が、10月の増税に当たります
  • 11度以上は、獺祭・七賢のほか多くの蔵の商品に分かれています。88件のうち獺祭と七賢は合わせて16件です
  • 発泡性に当たるかどうかは度数だけでは決まりません。出品には「微発泡」と書かれた商品もあるので、品目の表示で確かめてください

よくある質問

日本酒は2026年10月から値上げされますか?
酒税で上がるのは、アルコール分10度未満で発泡性の日本酒だけです。ふつうの日本酒(清酒)の税率は1klあたり100,000円のまま変わりません。ただし宝酒造のように、コストアップを理由に同じ日に価格を改める会社もあります。
日本酒の値上げはいつからですか?
酒税の改正は2026年10月1日です。月桂冠・宝酒造・白鶴酒造・大関は、いずれも同日出荷分から価格を改めると発表しています。2026年はそれ以前に、宝酒造(2月1日)、八海山(3月2日)、久保田(3月27日)、獺祭(4月1日)が値上げしています。
スパークリング日本酒の酒税はいくら上がりますか?
10度未満で発泡性なら、1Lあたり20円です。300mlで6円、250mlで5円、750mlで15円上がる計算です(消費税は別)。大関は花泡香250mlの参考小売価格を451円から460円(消費税別)に改めます。
10度以上11度未満のスパークリング日本酒はどうなりますか?
区分が「清酒」から「その他の発泡性酒類」に変わりますが、税率はどちらも1klあたり100,000円で同じです。国税庁の手引きは、10月1日からその他の発泡性酒類の度数の範囲が10度未満から11度未満になると説明しています。
この情報はいつのものですか?
財務省・国税庁のページ、各社の発表と商品ページは2026年9月18日に確認しました。楽天市場は同日10時25分(JST)に検索しています。価格は変わることがあります。

出典

本記事は、財務省「酒税に関する資料」、国税庁の手引き、各社のニュースリリース・価格表・商品ページ、awa酒協会の認定基準、編集部が楽天市場で2026年9月18日(JST)に行った検索をもとに作成しました。引用は原文のままで、それ以外は編集部が要約しています。1本あたりの酒税は、1klあたりの税率に容量を掛けた編集部の計算です。各社が発表した改定後の価格ではありません。参考小売価格はメーカーの目安で、店頭の売価ではありません。楽天市場の度数は店が商品説明に書いた値で、件数は検索で見つかった在庫のある出品です。すべての出品を網羅したものではありません。値上げの一覧は、当サイトが発表を確認できた会社だけです。価格は変わるため、購入の前に販売店と蔵元の案内をご確認ください。